- 例えば、RGBを合わせると白色光になりますが、蛍光灯にRGBフィルムを三層重ねた場合は、どのような色見になりますでしょうか?
「光の三原色=RGB」と「色の三原色=CMY」には「ひかりかた」に違いがあります。
人の目は光の波長の違いを「色」と感じるのですが、色を出す光源の仕組みが「色」と「光」によって異なります。
1. 色の「光」は、それぞれの色にあった光の電磁波を照射しています。
RGBの3つの異なる光源の光が重なり混合されると、光は波長の特徴を失い「白い光」と感じられるようになります。
2. 物の「色」と感じているのは、物体に光が当たり反射した光を感じ取っているのです。
青色の色素は、青色以外の光を吸収し青色の光を反射します。
赤色の色素は、赤色以外の光を吸収し赤色の光を反射します。
黄色の色素は、黄色以外の光を吸収して黄色の光を反射します。
それぞれの反射光を「色」と感じているのです。
青色、赤色、黄色の色素を混ぜ合わせるとそれぞれの色の特徴的な反射が失われ「黒」と感じられるようになります。
3. ルミネカラーは、色素によって光源の中に含まれている光を吸収して必要な光(ex,赤、青、黄など)だけを透過させております。
ルミネカラーの色を重ねていくと、混合色となり、最終的には「黒」くなります。
- 昼白色(色温度5000K)の蛍光灯にルミネカラー(ホワイト、LC-501)を巻いたところ、色味が4000K (白色)くらいに、前より少し黄色味が増しているとのご指摘を頂きました。 (確かに現品の生地を見るとホワイトでなく、乳白色に近い感じです) お客様は、色見は元の昼白(5000K)がご希望ですが、これに対する何か講じる対策はありますでしょうか?
発光体にフィルムをかぶせると色温度は下がる傾向があります。
透明のフィルムであっても色温度が上がるということは無いと思います。
特に、ルミネカラーは、紫外線を吸収カットすることを重視しておりますので低波長側の光を吸収してしまうことになり、人の目に少し黄色く見えてしまうことになります。
5000Kの光を望まれるのであれば、5000Kより高いランプを選ばれ、検討されればご希望の光が見つかるのではないかと考えます。
- 事務所の照明をLEDに変えたら強めの光が目に入りまぶしくなりました。 そこで、貴社の光拡散スリーブ(片面)を試しに数本買って効果を試そうと思っています。気になるのは火災です。 表面が高温になって火災になる危険性についてはいかがでしょうか?
弊社の光拡散スリーブは東レの耐熱性のあるポリエステルフィルムを材料にして生産しております。
通常の蛍光灯、LEDでのご使用は問題ございません。
但し80℃以上で連続使用されますと、色の変色や変形が起こる場合がございますので、80℃以下でご使用をお願いしております。
手でもつことが出来る温度であれば問題ございません。
また、眩しさ対策にルミネカラーもございます。あまりに目をさすような光であれば、ルミネカラーの電球色やルミネカラーのベージュと光拡散スリーブの併用という方法もございます。
- モスクリーンスペクトルという蛍光灯用のカバーフィルムがありますが、これは照度を下げる用途としての使用は可能でしょうか? 自動車の塗装後の不具合を検出する工程の照明が、LED化に伴い、照度が6000luxまであります。 基準としては3000lux以下となっており、照度を下げる対策を行いたく問い合わせをしました。
スペクトルは防虫目的の半透明のフィルムで照度は10%程度しかを落ちません。
照度を落とされるのでしたら、ルミネカラーの方をお薦めいたします。
ルミネカラーは蛍光灯、直管のLED用のカラーフィルムです。
色が変わってもいいのであれば、グリーンやオレンジ、レッド、ネイビーなどで照度が落ちます。
色に問題がございましたら、ホワイトがございます。
ホワイトの場合は可視光線の領域の全体を照度ダウンしますが、眩しい場合は1枚でなく何枚か重ねて使用いただいてご希望の照度にしていただいております。
また、ベージュも他の色ほど色は目立たず照度ダウンにご利用いただいております(こちらも1枚でダウンしない時は重ねる)
自動車工場様へはやはり塗装の点検で、ホワイト、グリーン、ベージュを納入させていただいた事がございます。
- 蛍光灯を黒にしたいのですが。
ルミネカラーを重ねていただくと、黒に近づきます。色は404、408、412 を重ねてお試しください。
- モスクリーンカールとクリアーミストは色の違いでどのように使い分けをしますか?
モスクリーンカール透明は380nmまでカットした防虫フィルムです。もっと高い波長も感知する虫の対策にクリアミスト、ペールイエローがあります。
スペクトルクリアーミストはすりガラスのようなフィルムで色を変えずに透明より高い波長をカットします。
ペールイエローは温白色に近いフィルムで透明より高い波長をカットします。
- 短いランプの場合はどのようにすればよいですか?
ハサミで切れますので、ランプの長さに合わせてカットしてください。
- テープでとめるのですか?(カールタイプのもの)
いいえ。カールタイプのものは形状記憶加工されていて直管のランプにそのままで巻きつきますのでテープ止めしなくても大丈夫です。
テープをご使用の場合は、セロテープなどは熱で剝がれたりするので、耐熱テープをご使用ください。
- 素材は何ですか?
ポリエステルです。
- どのくらいで交換した方がよいですか?
2年くらいを目安に交換して下さい。色の退色や破れなどなければそのままご使用いただいても結構です。
- 電球の場合はどうしたらよいですか?
電球自体につけることは出来ません。ダウンライトの場合、カバーが付いているタイプはカバーの内側にフィルムを両面でテープ貼って使用できます。
ない場合は見栄えは悪いですが両面テープで縁に貼っていただくかたちになります。(両面テープは耐熱タイプのものが適しています)
- LEDランプが眩しいのですが、どの色がよいですか?
色を変えたくない場合は501のホワイト、電球色であれば目にやさしい色合いになります。
- 風で飛びませんか?
屋内は大丈夫です。風が強い所は耐熱テープで1本につき2枚貼っていただくと安心です。
- モスクリーンカールとはどのようなものですか?
直管の蛍光灯やLED用のフィルムで防虫効果、紫外線カット、退色防止になります。
- モスクリーンカールのサイズを教えて下さい。
透明(クリア)は 230mm(幅)X1193mm(長さ)、温白色(ペールイエロー)は 200mm(幅)X1195mm(長さ)です。
- 色の違いで効果が違うのですか?
波長の違いで、透明は380nm以下の紫外線をカットし、その領域に感知する虫が寄りにくくなりますが、
虫は種類が多いので、470nm以下の紫外線をカットするペールイエローでさらに虫が寄りにくくなります。
- モスクリーンカールをつけると虫がいなくなりますか?
全くいなくなることはありませんが、虫が寄ってくる数は減ります。
- イエローバリアとはどのようなものですか?
普通の蛍光灯やLEDが防蛾灯に代わるフィルムです。500nm近くまでの波長をカットするので、蛾など夜間に活動する虫が、昼の光に近い波長のイエロバリアをつけることにより、昼の状態と錯覚し、活動が低下します。
よって虫の活動力を弱め、飛来抑制・交尾抑制など、強い行動抑制効果を現わします。
- スペクトルとはどのようなものですか?
モスクリーンカールの透明より高い410nmまで波長をカットする事により透明より防虫効果を高めたフィルムです。
- ルミネカラーのサイズを教えて下さい。
200mm(カール方向)X1195mm(長さ)です。直管の蛍光灯40Wの長さで生産しております。
- 虫がよってこないのはどれが一番よいですか?
高い波長をカットするイエローバリアが効果的でしょう。
- ブルーパトロールとはどのようなものですか?
通常ご使用の蛍光灯やLEDにブルーパトロールのフィルムを巻付けるでけで青色防犯灯になる商品です。
青色には心を落ち着かせるという鎮静効果と人を冷静にさせる効果があり、防犯対策と犯罪の抑制効果があります。
- 光拡散スリーブとはどういうものですか?
直管の蛍光灯やLEDに被せる事で眩しさ防止や半間接照明る商品です。
また、光を拡散させますので、片面看板の照度を均一にします。
- 照度はどれくらい落ちますか?
ルミネカラーホワイトはおおよそ30%くらいです。
- ランプが熱くなり燃えたりしませんか?
ルミネカラーは、ポリエステルを素材としております。
融点は、250.8℃、発火点は500℃以上です。
蛍光灯、LEDなど手でもてる温度のものは問題ございません。
白熱電球、サーチライトや、工場の天井灯など、光量の大きいものについては、溶ける可能性があるので、ご使用を避けてください。
- LEDにルミネカラーをつけたいのですが、放熱板があるのですが、問題はないでしょうか?
最近のLEDは熱がこもらないタイプが多くそのまま使用できます。放熱板のある旧式のタイプはルミネカラーをつけると、熱がこもってしまう可能性があるため、ご心配な方は放熱板のない部分だけを巻くとよいでしょう。
その場合、巻きつけて落ちないように両方の口金部分で耐熱テープで止めるといいでしょう。
- 冷蔵庫の蛍光灯の色を変えたいのですが、ルミネカラーを使用したいと考えていますがつけることは可能でしょうか?
はい、可能です。
- モスクリーンカールは耐熱テープが付属でついていて、ルミネカラーには耐熱テープがついていないのはなぜですか?
カール加工で形状記憶しているので、耐熱テープは必要ないですが、モスクリーンカールなど室外で使われることが多く風が強く吹いた時など飛んだりしないようテープをお付けしております。ルミネカラーは室内に使用されることが多いのでテープはおつけしておりませんが、必要な場合はおつけいたします。
- 防虫のLEDランプの取り扱いはありますか?
はい、防虫のLEDランプを取り扱っております。見積ご希望の方はお問合せコーナーからご連絡ください。
また、防虫効果のあるイエローバリアやモスクリーンカールをランプに巻きつけていただくことにより防虫ランプになります。
- LED投光器にルミネカラーを使用しても製品として問題はないでしょうか?
投光器の表面温度が85℃を超えないようでしたら、使用は可能と思われます。
ルミネカラーの加工してない平板タイプのものを耐熱の両面テープなどで、工夫して取付ていただく方法です。
しかしLEDの光は直線的で強いですので、フィルムの退色は出てくるかもしれません。
- ルミネカラーは保証ありますか?
ございません。環境、用途によりますので、色など確認していただいて2~3年で取り換えていただくのが理想です。
- 室内で白色LED管にイエローバリアを装着して、青色の励起光をカットしています。 カタログによりますと固くなるので2~3年で交換するよう指示がありますが、固くなるとどのような不都合が生じますでしょうか。
紫外線でフィルムは硬化しますが、LEDは紫外線がほとんどでないと言われてますので、2~3年以上ご使用いただけるのではないかと思います。
ひび割れは今までの事例ではございません。透過率は変化します。
チェックとしては、フィルムを指で軽くひっぱっていただいて、破れないか、色の退色などないかチェックいただいて問題なければそのままご使用いただけます。
(透過率が問題になる場所では、測定いただいて、希望の透過率と違ってきた場合は交換が必要となります)
- アクリル板でもルミネカラーは使用できますか?
はい。使用できます。温度が85℃まででしたら使用可能です。カール加工をしてない平板タイプを使用して両面テープなどで施工してください。