ハスモンヨトウやオオタバコガなど農作物に多大な被害を与える「夜蛾類」の成虫は、夜間活動します。これらの成虫に照明を当てると、夜蛾類の複眼は、活動性の高い夜の眼(暗適応状態)から、昼の眼(明適応状態)に変わり、外敵が多く危険性の高い「真昼の状態」と錯覚して活動が低下します。
誘虫性の高い紫外線など短波長の光をカットし、太陽光の中で、強いパワーを出す580nm付近の波長の光を特長的に照射する「黄色光」は、「夜蛾類」の活動力を弱め、飛来抑制・交尾抑制・吸汁抑制など、強い行動抑制効果を現わします。
下記のデータは、走光性の害虫を誘引する波長をカットし、夜蛾類の防除に効果のある波形に変換した状態を現わしています。
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